辻切りは、悪霊や病気が村に入るのを防ぐための民俗行事です。各村の出入口にあたる四隅のCを霊力によって遮断することからこの名がつきました。
遮断する方法は、千葉県の南部では、注連縄を道に張る方法が多く、北部では大蛇を作ってその呪力によって追い払う方法がとられています。
市川市でも昔は国府台、国分にかけた地域でさかんに行われていましたが、今では、昔の姿を伝えるのは、国府台のC切りだけとなりました。
国府台地区では、地元のC切り保存会によって行事が継承されており、藁の大蛇作りは、毎年、1月17日に国府台天満宮神社境内で行われています。各自が持ち寄った藁で2mほどの大蛇を4体作り、お神酒を飲ませて魂入れをしてから、町の東西南北“四隅”にある木に結び付けます。こうして、大蛇は翌年まで風雨にさらされながら、町内の安全のために眼を光らせます。